叡山電鉄は京都市の東北部に位置し、京阪電気鉄道の京都側ターミナルである出町柳と八瀬比叡山口を結ぶ叡山本線と、 叡山本線の途中宝ヶ池から分岐し鞍馬に至る鞍馬線の2つの路線からなる地方鉄道であり、 叡電(えいでん)の名で親しまれている。
路線の印象としては、休日の観光路線、沿線の学校への通学路線、市内や大阪方面への通勤・通学の都市近郊路線、
の3つの性格もあわせ持つものとなっている。
特に鴨東線の開業後は、京阪電鉄の影響を強く受け、現在では同社の1支線的性格が強くなっている。
運転面では平日日中20分に出町柳から鞍馬・二軒茶屋・八瀬比叡山口各1本、休日は15分に鞍馬・八瀬比叡山口各1本 等の高密度運転で集客に勤めているのが特徴である。
経営面では京福電鉄との分離のいきさつから、副業は出町柳駅のレンタルビデオ店経営と土地の賃貸程度であり、
ほぼ専業といえる形態といえる。
分離当初は大幅な赤字を計上していたが、1989(平成元)年の京阪鴨東線開通後好転し、1994(平成5)
年度前期決算で黒字に転じ、以後ほぼ収支均衡状態となっている。
しかし沿線の宅地開発がほぼ済んだ上、地下鉄烏丸線の延長開業や道路整備が進み、また鞍馬・貴船地区が
これ以上観光客を受け入れられない状態であることから、今後の大きな発展は期待できない状態にある。
この為、最近では環境問題を訴えた「エコモーション号(現・こもれび号)」や展望電車「きらら」を登場させ
叡電自身に魅力をつけると共に、沿線でのイベント等も積極的に行い集客に努め、
また全列車のワンマン化やスルッと関西カード加盟等、経費節減と利便性向上も進めている。